【感想】ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者 – 記者発表に行ってきた

ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者 に行ってきた

もうすぐ春本番、陽射しにも力が漲ってきた。
熊本市現代美術館では2月10日から、春のお出かけにもぴったりなミュシャ展が華やかに開催中。
本展はアール・ヌーボーの代表的な画家アルフォンヌ・ミュシャの多岐にわたる作品を、5つのテーマにわけて展覧している。油彩画、水彩画、素描、写真や彼の代表作であるポスター作品、さらにお菓子のパッケージや紙幣などのデザインの仕事など貴重なコレクションが目白押しだ。

ミュシャといえば、ポスター作品。

大人の塗り絵やメモ帳や各種印刷物でいつの間にか目にしている作品たちを思い浮かべる。優美で華やか、異国情緒あふれる美しい女性たちが印象的で、現在進行形で馴染み深い作風だ。 では作者はどんな人物なのか、他にどんな作品を残しているのか、時代的背景は、と意外と知らないことが多い。 本展ではわかりやすい解説動画にはじまり、マルチアーティストとして活躍した彼の活動の全貌があますところなく紹介されている。 印刷物などでお馴染みのポスター作品も実物を目にする機会はあまりないのではないか。 現に、熊本ではなんと30年ぶりの個展だそうである。貴重なこの機会、逃さずチェックしていただきたい。

圧巻だったのは想像より大きく繊細に彩られたポスター作品群だ。色褪せないデザイン性は、今も見る者の心を「綺麗!可愛い!」と浮き立たせてくれる。
お菓子や香水のパッケージも夢がある。きっと当時は憧れの品物だったに違いない。女性たちが可愛い缶に弱いのは今も昔も変わらないようだ。

忘れてならないのは様々なジャンルの仕事の根底に見える、作者の祖国への熱い想いである。
作中で、凛と美しい女性たちが身につける衣装や装飾品やモチーフに、それは表現されている。
世界を股にかけ、市民の生活を彩るマルチ・アーティストとして活躍する中で際立っていくミュシャの独自性と芸術性は、今の現代アートの在り方にも通じている。
本展では展示の最後に、マルチ・アーティストとして活躍する蜷川実花や草間彌生など、美術館所蔵の現代アート作品も紹介されている。参考にされたい。

華やかな展示を観た後は、お楽しみのブース、魔の空間と呼んでもいい…可愛いグッズが満載のグッズ販売コーナーが待っている。
可愛いものは手に入れたい、お気に入りの作品は小物として持っておきたい。お土産に、ちょっとしたプレゼントに、とついつい欲しくなってしまう。こちらもぜひゆっくり立ち寄っていただきたい。

関連イベントも盛りだくさん。
優雅に生活を彩るミュシャ芸術に酔いしれる豪華な展覧会。4月7日(日)まで。

nekome.aya.nekome

ライター

オールクマモトの中の人の後輩

落書きとおにぎり作りがライフワークの主婦

落書きとおにぎり作りがライフワークの主婦
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