(終了)動画クリエイター展(熊本市現代美術館)に行ってみた!
熊本市現代美術館の夏休み企画『動画クリエイター展』のプレリリースにお邪魔してきました。
はて現代美術館でYouTuberの何を展示するのかしらと不思議に思いつつ……。
YouTubeをはじめとする動画コンテンツは、今や大人にとっても子供にとっても、生活の中でなくてはならないほどの存在感を持っています。とくに小学生や中高生には、今の大人には計り知れない影響力があるのは、肌感覚で感じるところです。
日比野克彦館長の「動画やSNSという未だ評価の不確かなもの、クリエイターが担う責任や倫理のあり方、社会としての責任の持ち方。それらを現代美術館が扱う意味」という、少し重い開会の言葉を胸に、いざ展示会場へ…。
インターネット創成期からSNSの発達、そして「今」への急速な変化をわかりやすく解説した空間で懐古に浸る間もなく……次の展示室では文字と音に溢れた情報の海へ。
各クリエイターが仕事場をリアルに再現したコーナーとともに、意外な経歴や動画作成への想いも華やかな文字情報として展示されています。
それぞれに工夫に富んだ、努力と好きが詰め込まれたいくつものブース。ポップで賑やかな圧力にめげずに目を凝らすと、若い力にグッと胸が熱くなるのです。
動画編集やVtuber体験、ゲーム実況を体験できるブースも豊富。作成した動画などはその場でスマートフォンにダウンロードできちゃいます。慣れない大人でもわかりやすい案内があるので大丈夫!でした。思いきり体を動かすゲームでは大人も本気になって汗だくに。
※オリジナル動画を作る日比野克彦館長
次の世代が漕ぎ出している情報の大海原はこんな地道な現場で作られているのだと意外な感動もあり、動画を見る目が変わりそうです。
動画やさまざまなコンテンツとの関わり方を、親子で楽しく問いなおせる貴重な機会になることうけあいです。
長い夏休みに子供と出かけるのにまさにぴったりの展示。オススメです。