夏限定! 丸いフォルムが可愛いヒゴタイ

鑑賞できるのは阿蘇の一部エリア

阿蘇の中でも一部の場所でしかほとんど見ることができない、ヒゴタイという花を知っていますか?写真のように青紫色をした、ポンポンのような形をした花です。長い茎の先に丸い花が咲いている様子が、キャンディーみたいで可愛いですよ。

ヒゴタイが見られる時期は夏。8月~10月中旬がシーズンで、見頃はその年の状況にもよりますが8月下旬くらい。9月中旬に訪れた時は、すでに枯れて始めているものもありました。

群生しているヒゴタイを楽しむならヒゴタイ公園へ

このヒゴタイは、産山村のヒゴタイ公園に行けば見ることができます。熊本市内からなら車で約2時間の距離です。入場料は、大人300円、小・中学生200円。ちなみに、入場料が必要なのは 7月中旬~10月中旬の間だけ。冬の間は無料で開放されているので入り放題ですよ。ヒゴタイを見ることはできませんが…

公園の敷地内に入ると、辺り一面にヒゴタイが咲いています。このヒゴタイは、すべて自生しているものだそう。まるで絨毯のように!とまではいきませんが、あちらこちらで群生しているのを確認できます。

公園のスタッフさんによると、おすすめの鑑賞ルートは入口ゲートをくぐったらすぐ右に曲がり、花畑の中をグルッと歩いて入口まで戻るコースとのこと。ゲート前からまっすぐ道が続いているのでそのまま行きたくなりますが、上記のルートだとすぐ目の前でヒゴタイを鑑賞できますよ。

雄大な阿蘇の景色とヒゴタイのコラボも綺麗ですよね。納得いくまで素敵な写真を撮りまくりましょう。

つぼみの頃から花の面影が

花が咲けば上品な青紫色になるヒゴタイも、つぼみの時は葉っぱと同じ緑色。つぼみであるにもかかわらず、すでに特徴的なポンポンの様子が見て取れます。茎がまだ短いので、飴らしさはありませんね。ちょっと突っついてみたくなるような可愛らしさを感じます。

キャンプ場側からも行けちゃう

ヒゴタイ公園はヒゴタイ公園キャンプ村とも繋がっていて、キャンプサイトの方からヒゴタイを見に行くこともできます(キャンプ村利用者はヒゴタイ公園の入場無料)。キャンプ村へ続く道の脇にはヒゴタイ以外の花も植えられていて、お散歩を楽しむのにピッタリですよ。

ついでに草千里までドライブを

ヒゴタイ鑑賞の後は、ドライブがてら周辺の観光スポットを巡ってみると新たな発見があるかもしれません。おなじみの草千里も、改めて行くと迫力を感じますよ。この草原は自由に歩けますが、本来は放牧地なので、いたる所に牛や馬の落し物が散らばる地雷原です。景色に見とれながら歩いていると、悲惨な結末に…。

お昼がまだなら、向かいのレストハウスで一休み。レストハウス「ニュー草千里」では、大きな窓から草千里の大パノラマを眺めつつあか牛や馬肉料理を楽しめます。絶景を眺めながら食事をすると、日頃の疲れやストレスも和らぎますよ。

ヒゴタイを見に阿蘇へ行ってみましょう

ヒゴタイを他の場所で育てようと持ち帰っても、植え替えが難しくこの場所以外ではなかなか根付きづらいのだそう。ぜひ、現地まで足を伸ばして鑑賞してみてくださいね。

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この記事の執筆者

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