人吉市は、令和2年7月豪雨後の新たな治水対策「緑の流域治水」の一環として、「雨庭」の整備費用の一部を補助する「人吉市雨庭整備等促進補助金」事業を開始しました。これにより、屋根や道路に降った雨水を一時的に貯留・浸透させる「雨庭」の設置にかかる費用が助成されます。補助率は費用の1/2で、個人は上限50万円、法人は上限200万円まで補助されます。
参照元:人吉市|「雨庭」の整備等に係る費用の一部を補助します!(人吉市雨庭整備等促進補助金)(外部サイト)
「緑の流域治水」と「雨庭」とは
緑の流域治水とは、河川整備だけでなく、遊水地の活用や森林整備、避難体制の強化を進め、さらに自然環境との共生を図りながら、流域全体の総合力で安全・安心なまちづくりを実現する取り組みを指します。
この取り組みの中で注目されているのが**「雨庭」**です。雨庭とは、屋根や道路などに降った雨水を側溝や水路に直接流さず、一時的に貯留してゆっくりと地中に浸透させる施設のことです。これにより、豪雨時の急激な排水を抑え、河川への負担を軽減する効果が期待されます。(雨水浸透ます、雨水貯留槽、透水性舗装、浸透型側溝などは除きます。)
補助対象者と経費
この補助金の対象となるのは、人吉市に住民票を有する個人または市内に事務所を有する法人です。市税を滞納していないことなどの要件があります。
補助対象となる経費は、雨庭の整備(調査・測量、設計、工事)に要する費用と、雨庭の周知啓発のための看板設置に要する費用です。ただし、人件費、維持管理費、土地の取得費用は補助対象外です。
区分 | 補助率 | 補助上限額 |
---|---|---|
個人 | 1/2 | 50万円 |
法人 | 1/2 | 200万円 |
Google スプレッドシートにエクスポート
申請から補助金支払いまでの流れ
補助金の手続きは以下の流れで行われます。
- 市へ交付申請書・添付書類を提出
- 市から交付決定通知書を送付
- 雨庭・看板の整備を実施
- 市へ実績報告書・添付書類を提出
- 市から補助額の確定通知書を送付
- 市へ補助金請求書を送付
- 補助金が支払われます
豪雨災害に強いまちづくりを目指す人吉市の取り組みに、市民の皆さんも参加してみてはいかがでしょうか。詳細については、人吉市のウェブサイトをご確認ください。
参照元(外部サイト)をご確認ください。
この記事が参考になったら、ぜひシェアしてください。