康平寺 について
正式には「霜野山延寿院康平寺」と云う。康平元年(1058年)に建立される。天台宗系のお寺として、この霜野村は康平寺の寺領だったのではないかと囁かれているが定かではない。爾来今日に至るまで地元の方々から厚い信仰を集めている。
公孫樹の紅葉や、重要文化財指定の木像など見どころは満載。
康平寺 のギャラリー
ピーク時には公孫樹の絨毯が圧巻の境内。熊本県庁のプロムナードもいいけど、こういう趣もよろしいね。
本堂横の十三仏。冬場は暖かな焚き火を味わえる。
康平寺 の 歴史・由緒
由来書の話をまとめると、以下の通り。
木造千手観音立像及び二十八部衆立像二十六躰・熊本県重要文化財
康平寺は康平元年(1058年)に建立された天台宗の山岳密教寺院。
当初は現地ではなく、近くの真堂浦に建立されたと考えられている。
その真堂浦には康平寺建立以前に真言宗の寺院があったと言われており、その寺に関連する仏像とされているのが平安時代前期作の地蔵菩薩立像。
「肥後国誌」によれば 康平元年(1058)に創建されたので、ゆえに康平寺と名付けられて、四方の谷に四つの法堂と九十九院があり、多くの寺領を有した伝わる。
鎌倉時代には隆盛を極め、 千手観音立像と二十八部衆像が造られた。
戦国末期の争乱で寺は荒廃するも、仏像群は戦火を免れた。江戸時代初めに康平寺が現地に移されると、仏像群も堂内に祀られた。
その後、この地を支配した内空閑氏によって復興されたが、戦国末期の肥後国衆一揆によって内空閑氏が滅びると、堂舎も急速に衰退してしまうう。以後、数度の盛衰を繰り返し、無住になってからは地元の霜野区の人々によって大切に管理されている。
平成二年、熊本県の重要文化財に指定され、平成五年からはこの収蔵庫に安置されている。
康平寺 へのアクセス
- 所在地
〒861-0573 熊本県山鹿市鹿央町霜野1870−2 - 駐車場
10台は行ける!トイレも有る!