上色見熊野座神社(高森町)
「かみしきみくまのいますじんじゃ」と読む。難しい。
「座」はもともと「坐」と書かれるべきなのか謎、また、「くまのざじんじゃ」と読ませる神社もある。神社によって字と読み方が変わるので少々厄介。
熊本の神社の中でもその神秘的なロケーション、SNS映えのポテンシャルの高さで人気を誇る神社です。 参道はほぼ階段、両脇を無数の石燈籠が拝殿・本殿まで導きます。
本堂の更に上には、健磐竜命(阿蘇神社の主神)の従者鬼八法師が蹴破ったといわれる縦横10メートル以上の大風穴・穿戸岩(うげといわ)があります。
平成26年頃と平成28年11月に訪問しているが、良い写真が撮れていないのが残念。
「夏目友人帳」で人気の緑川ゆき先生の「蛍火の杜へ」の聖地にもなっているそうです。
本当に雰囲気の良い神社ですから、もっと多くの人に知ってほしい!ぜひマナーを守って参拝しましょう。
概要
創設は相当古く、紀州熊野より移したものと云われている。
南郷の総鎮守として祭祀されてきましたが、従前の建物は天正年間に兵火により頽廃し、現在の物は享保七年(1722年)に建立されたもの。 徳川吉宗の時代ですね。
御祭神は、伊邪那岐命・伊邪那美命・石君大将軍。
石君大将軍=健磐竜命の荒魂ということらしいです。また神道における神の霊魂が持つ側面で、荒々しい面を荒魂といい一方で優しさの側面を和魂(にぎみたま)と呼ぶのだそうです。
また、地元の人々には「穿戸権現 」として親しまれている。
阿蘇大明神の荒神、石君大将軍八葉の兜の中に出現のニ神は、熊野大神也と云える伝説によりて、社殿を建立せる処に、大鳥二羽来たり、神献すべき榊の枝を咥持ちて、東麓を指して飛び行き、洞窟の在る処に止まりたれば、その処に一社建立熊野穿戸社と崇め、南郷の総鎮守として祭祀し来たる。
穿戸岩の伝説から、困難なことにも風穴を通すという意味で、「合格・必勝」のご利益があるようです。
また御神木の「なぎ」は「凪」に通じることから、波風を沈めて、夫婦の縁が切れないというご利益があるようです。また縁を結んでくれることから「商売繁盛」にもご利益があるとか。
アクセス・マップ
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