阿蘇神社(阿蘇市)

熊本県を代表する神社であり、450ほどある阿蘇神社の総元締め、神社としての歴史も相当古く、この家を代々引き継ぐ、阿蘇家は、皇室・出雲大社の千家などに続く古い家柄。

阿蘇神社のことをより多くのことを、より深く紹介したいと思う。

阿蘇神社(阿蘇市)南の鳥居

概要・由来

孝霊天皇(第7代)9年(紀元前282年)6月、健磐龍命の子で、のちに初代阿蘇国造となる速瓶玉命が、両親を祀ったのに始まる。つまり創建されて2300年ほどの歴史があるのですね。

そして、阿蘇神社・大宮司を世襲しこの地方の一大勢力となった阿蘇氏は、速瓶玉命の子孫であるとされています。一方で、阿蘇氏の出自についてはいろいろあるらしくて、多氏である可能性もありそう。実際はどうなんでしょうね。(阿蘇氏

兎に角、2300年の歴史ってすごいですよね。神話伝承の時代まで遡るのだから。

健磐龍命が本拠地にしたのは、この阿蘇神社の近くにある矢村神社

延喜式神名帳に大社として登録されており、旧社格も官幣大社と由緒も格式もしっかりした神社なのです。

御祭神

ご最新の中で、特に重要なのは、健磐龍命阿蘇都比咩命のご夫婦及びご子息の速瓶玉命の三柱の神様ですが、阿蘇十二明神と呼ばれる。阿蘇十二明神をキャラクターにしたアニメとかマンガがあれば応援したい。

一の神殿(左手、いずれも男神)

一宮:健磐龍命
三宮:國龍神
五宮:彦御子神
七宮:新彦神
九宮:若彦神

二の神殿(右手、いずれも女神)

二宮:阿蘇都比咩命
四宮:比咩御子神
六宮:若比咩神
八宮:新比咩神
十宮:彌比咩神

諸神殿(最奥、いずれも男神)

十一宮:速瓶玉神(初代・阿蘇国造)
十二宮:金凝神

境内とその周辺

阿蘇神社は全国的にも珍しい横参道の神社です。
参道は南北に走り、南には阿蘇山の火口があり、北には阿蘇神社を創建した速瓶玉命を祀ってある国造神社が鎮座しています。これを聖なるラインと呼ぶ人もいるそうです。

神霊池(阿蘇の噴火口)と農業神である阿蘇都彦阿蘇都媛の信仰が、健磐龍命(朝廷とのつながり?)の登場で、阿蘇都彦=健磐龍命とすることで阿蘇信仰を完成させる。
※健磐龍命はもともと噴火口付近にある巨石だったとも言われている。

また、12世紀〜13世紀までに阿蘇十二神が集合したようです。

境内横参道には、南北に鳥居がそれぞれ1基。そして、南門守社・北門守社がある。

門番の神様として、南門は、豊磐門戸神と櫛磐門戸神が祀られています。古事記では同一神とされているようです。北門も同じ二神が祀られている。

今は倒壊してしまって復元の最中だが、楼門と拝殿は国指定の重要文化財だった。今後どうなるのかな。
ちなみに、楼門の北側に連なる神幸門は御田植神幸式(通称:おんだ祭)の出発のときだけ使用される。また南側に連なる還御門はその逆で戻ってきたときの門ですね。

年中行事

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踏歌節会

旧暦1月13日に行われます。
年初めに田歌を謡い始める儀式です。田歌の起源は、宮中儀礼の模倣化や田植歌が芸能化したと言われています。

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卯の祭

3月初めの卯の日から次の卯の日までの13日間、主祭神の健磐龍命が阿蘇にこられた紀元76年春2月卯の日を記念し、毎日、五穀豊穣を祈願して神楽が奏でらるそうです。

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田作祭(火振神事)

社家の祖先神の国龍神年祢神ともいいます)の婚儀を表現した儀礼的な行事構成となっています。そのことで豊穣が約束されるといいます。

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風祭り

旧暦4月4日・旧暦7月4日に行われます。稲作に害を及ぼす悪しき風を追い立て封じ込める神事です。風の神を祀る2カ所の風宮において、それぞれ小豆飯が供えられ神事が行われます。

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御田植神幸式

毎年7月28日行われる阿蘇神社の年中最大規模のお祭りです。https://allkumamoto.com/event/aso-otaue-shinko

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柄漏流神事

8月6日に行われます。田歌の歌い納めの儀である。氏子の約100人は、夜間に田歌を歌い街中を練り歩きます。

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田実祭

9月25日に行われます。収穫の時期、稲作の完了を感謝し、最初の収穫米が神前に供えられます。奉納行事として、神事である願の相撲や流鏑馬が行われます。

いましか見れない阿蘇神社

平成28年 熊本地震の被害に遭いながらも、復興復旧にむけて様々な取り組みがなされていますが、直接神殿を見ることができたりするので、それはそれで今の阿蘇神社に参拝する価値はあると思うので、ぜひ足を運んでいただきたい。

アクセス

熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1