阿蘇十二神

阿蘇十二神

阿蘇神社の最新には一宮から十二宮まで12柱の神々が祀られている。
我々はかの神々を阿蘇十二神と畏敬の念を込めてお呼びするのであった。

阿蘇十二神 とはセンターの建磐龍命を中心に、家族が次々に祀られていった結果、12柱の大所帯となった神々の総称。967年施行の延喜式の式内社でその名を見るのは、現在の建磐龍命(一宮)・阿蘇都媛(二宮)・速瓶玉命(十一宮)。つまり、阿蘇十二神はその後メンバー追加があったと思われる。

しかし、南阿蘇の勢力だった三宮(国龍神)は主祭神のオジキで娘を二宮として嫁がせている。阿蘇谷には早い段階から協力していたので、かれの息子たちも含めて早い段階から阿蘇神社の中で祀られたようだ。さらには、神仏習合の歴史の中で 十二神将 になぞらえるという流れもあったっぽい。

阿蘇十二神 メンバー紹介

阿蘇神社:拝殿
一宮

建磐龍命

神武天皇の孫であり、神八井耳命(三宮)の子。神武天皇により、西海鎮撫を命じられ、火の国を領する。

阿蘇神社のセンター

二宮

阿蘇都媛

日子八井命(三宮)の娘で、建磐龍命(一宮)の妻となり、速瓶玉命(十一宮)を生む。

下り参道

日子八井命

神武天皇の長男であり、建磐龍命(一宮)の岳父。国龍神とか草部吉見神として一宮の入植に協力する。
草部吉見神社でセンター

比咩御子神

三宮の妃宮。阿蘇神社の火振り神事は、三宮と比咩御子神との結婚を再現していると思われる。

五宮

彦御子神

五宮、一宮の孫であり、阿蘇惟人とも云う。南阿蘇の長野阿蘇神社の主祭神として祀られている。

六宮

若比咩神

五宮の妃宮。乙姫神社などで主祭神となる。容姿端麗だったらしい。阿蘇四社に次ぐ社格らしい。

七宮

新彦神

一宮のひ孫にあたる。事績などは不明だが、弓削神社の近くの小阪阿蘇神社でセンターを務めている。

八宮

新比咩神

羽衣伝説みたいな話の結果、新彦神の姫宮として生まれる。田鶴原神社の最新となる。

九宮

若彦神

羽衣伝説みたいな話のけっか、新彦神の子として生まれる。田鶴原神社の最新となる。

十宮

彌比咩神

九宮の妃宮。九宮とともに、、

十一宮

速瓶玉命

建磐龍命の子。7代・孝霊天皇の勅命により、阿蘇神社 を創建し、10代・崇神天皇に初代の阿蘇国造に任命される。
阿蘇國造神社のセンター

十二宮

綏靖天皇

二代目の天皇。一宮・建磐龍命の伯父。十二神としては、金凝神として祀られる事が多い。