弓削神社(熊本市)

白川右岸の龍田町弓削に鎮座するのが弓削神社、浮気封じの神社として名高い。

対岸の上弓削神社(法皇社)が男神で、弓削神社が女神という関係らしい。

木彫りの男女性器や、絵馬に書き込まれた「恨み」の言葉は本当に凄まじく、人間の闇の深さを感じずにはいられない。

実際には浮気封じと云うより、夫婦仲が良くなるようにとか、子授けだったり、五穀豊穣というのが本来のご神徳と思われる。木彫りの性器を奉献して祈願するというのはここだけの特別な習慣でもないだろうからさ。

称徳天皇と道鏡

詳しくはわからないけども「浮気封じ」みたいなところは、弓削道鏡と称徳天皇の昼ドラのようなロマンスが下敷きになっててなかなかどろどろした物語なんじゃないかと思う。

そもそも称徳天皇は孝謙天皇と呼ばれていた時期があって二回天皇に即位ひた稀有な運命を持つお方です。譲位したくても適当な皇子が現れなかったのでしょうかね。

伊勢神宮にしても宇佐八幡宮にしても、神宮寺を建立するほど神仏習合の盛んな時期だったので、仏法の人・道鏡が近寄ってくるのも時代の流れだったのかもしれません。

最終的には道鏡は土佐に配流されたと続日本紀に記されているらしいので、道鏡は熊本にどうやって来たんでしょうかね。結構緩めの監視で逃亡できたってことなのかな。

道鏡は熊本で藤子姫と出逢い、姫が道鏡に尽くすものだから大淫蕩の彼も良き夫となったらしい。大淫蕩だったかどうかは実際にわからないみたいだけどもね。

御祭神

そんなわけで、弓削神社の御祭神は孝謙天皇(称徳天皇)で、即社は藤子姫。

畏れ多い話ですが、私は藤子姫に主神となっていただきたかった。だって、野望尽きた道鏡の心の傷を癒やし、まっとうな夫にした神徳はまさに浮気封じではなかろうか。

孝謙天皇(称徳天皇)がVIP過ぎて忖度しちゃったかな。。。

ちょっと怖い絵馬とか諸々

一度だけ参拝したことがありますが、ここには特殊な想いで参拝・祈願に来る人が多くて浮気相手などの死を願ったりする絵馬とかも散見しました。

あまりにも生々しい人の闇にちょっとたじろいだのでした。

一人で行くなら昼間明るいときに行くことをおすすめします。

アクセス

熊本市北区龍田町弓削6丁目21−20