男成神社(山都町)
男成神社
otokonari shrine
こんなに神様の存在を肌で感じた神社はこれまでになかった。神社というよりも杜自体が神秘的というかなんというか。
近隣には有名な神社もあるのだが、個人の肌感として、一番参拝してほしい神社。
西暦640年、乙巳の変よりも5年前に阿蘇大宮司によって阿蘇神社の分社として創建された。阿蘇惟義 以来、代々の阿蘇氏がここで元服をした。つまり阿蘇家の男子が成人するということから、男成神社 となる。
男成神社 ギャラリー
神社 の 歴史・由緒
もともとは健磐龍命が阿蘇にやってきたとき(紀元前585年)に、行宮を立て、祖神を祀ったことが、信仰の始まりのようだ。
なので、創祀から2600年ほどの歴史があるということにもなる。
時代が下って西暦640年、舒明天皇の御代に阿蘇大宮司(誰かな?)阿蘇十二神を阿蘇神社から勧請し、分社とする。
その頃は 見立大明神 と称している。
更に、後鳥羽天皇の御代・建久元年(1190年)6月15日、素盞嗚男命を相殿として祀り、そちらは祇園宮と称した。*(鎌倉時代が始まった頃)
阿蘇大宮司・阿蘇惟次が岩尾城主だった時、加冠の杜と尊崇し、嫡男の阿蘇惟義を貞慶元年(1222年)10月15日に冠礼したので、以後、男成神社と社号を称えるようになる。
上益城、下益城、宇土の惣鎮であり、阿蘇家(17代)が矢部にいる間は、必ずここで元服をしていたとある。
時代が下り天正年間に入ると阿蘇家は阿蘇の館に帰るのだけども、大宮司は代々、一度は参詣すると伝わっている。
孝明天皇の時代に焼失した本殿を文久二年(1862年)に再建。さらに1876年に拝殿を再建している。
肥後八社の一つ。
男成神社 の 御祭神
主祭神
天照皇大神 神武天皇 神八井耳命
相殿
素盞嗚男命・櫛稲田姫神
配祀
阿蘇神社祭神
境内社
大歳神社・雨宮社・天神社
男成神社 の 祭事
- 四月三日、男成神社大祭 祇園さん
- 豊穣祈願
- 夏祭り
- 秋の大祭
神社 へのアクセス
- 所在地
〒861-3789 熊本県上益城郡山都町男成519 - 駐車場
20台程度