長部田海床路(宇土市)

海に沈む一本道

長部田海床路について

昨今では、ジブリ映画の「千と千尋の神隠し(2001年)」で、銭婆の元へ訪れる千とカオナシが乗車した「海原電鉄」の世界観で人気を博していますが、大分むぎ焼酎 二階堂テレビCM「消えた足跡編(2008年)」のロケ地となったことが、海床路を有名にしてくれたような気がします。

そもそも、この不思議な光景は、緑川の河口の近くで潮が引くと4kmも干潟が姿をあらわす遠浅の海で、1979年に海苔や貝類の漁を営む人々のために海の上に道を造り、干潮時に沖に停泊する船と港との間を往来できるようにしたのがきっかけ。(住吉漁業組合

そして、夜中でも船舶の安全な航行の為に24本の電柱を建て、点灯するようになりました。
この明かりが夜の長部田海床路を幻想的に演出していることは、説明するまでもないですよね。

見どころ

長部田海床路はとにかくフォトジェニック。できれば日没+満潮のときに狙いたい

夕方の満潮時はこんな雰囲気
日中の満潮時に真正面から撮るとこんな雰囲気。

延長線上に長崎県の雲仙普賢岳の雄々しい姿を眺めることができます。地元の紳士が、同級生にこの風景を写真で贈るとすごく喜んでもらえるのだと。地元の方にとっては象徴的かつ望郷の風景なんでしょうね。

この雲仙普賢岳に、夕日が落ちていく時間帯は満潮時も干潮時もとても幻想的な風景になります。

また夜中でも、電柱の明かりで幻想的な風景を楽しむことができます。

大分むぎ焼酎 二階堂テレビCM「消えた足跡編」(2008年)

この頃の二階堂のテレビCMはノスタルジックな演出で、他の追随を許さないほど感動的なCMを連発していました。YouTUBEで検索すると公式チャンネルでは掲載されていないのが残念。

消えた足跡編に出てくる「長部田海床路」は満潮の状態を撮影していて美里町の霊台橋もでてきます。

二階堂酒造:2008年「消えた足跡」篇

千と千尋の神隠し 海原電鉄とは

スタジオ・ジブリ(監督:宮﨑 駿)の作品「千と千尋の神隠し」に登場する浅瀬に敷設された線路を走る鉄道のことで、なんと表現したら良いのかわかりませんけど、「長部田海床路」はなんとなくそれを彷彿させる雰囲気を持っていのはわかります。

海原電鉄のモデルとなった場所は実際ははっきりしていなくて、名鉄の常滑線が伊勢湾台風の被害から復旧する際の仮設線だとか、八王子山中のトンネルがどうとかネットで散見しましたが、決定的なものはなさそうでした。

長部田海床路の動画(夜)

令和元年9月17日

この案外大きな音がたまならなく魅力的。

平成29年7月3日の台風3号の直撃で、幾つかの電柱が倒れてしまったが、助成金などにより今では復活しています。

施設概要

住所:〒869-0401 熊本県宇土市住吉町3125−1