繁根木八幡宮

繁根木八幡宮
繁根木八幡宮 は応和元年(961)年に紀隆村が大野別府の総鎮守として京都の岩清水八幡宮から勧請したと伝わります。
境内で目を引く二層造の随神門・楼門は江戸時代初期に建造されたもので、高さが12メートル。桃山様式の華麗な彫刻が非常に見事なのです。
更に、玉名市の重要有形文化財に指定されている、鳥居も見事で県内最古の安山岩製明神鳥居です。
また、西南戦争時には官軍の本営が置かれ、薩軍と対戦し多くの兵士があふれました。石垣には今も弾痕が残っています。
毎年10月28日、29日には秋季大祭が行われ、節頭馬、奉納演芸などがあります。
繁根木八幡宮 の 歴史・由緒
繁根木八幡宮 は平安中期の応和元年(961)大野別府庄の地頭である紀(大野)隆村が山城国石清水八幡宮を勧請し旧坂下郷総鎮護の社としたそうです。
つまり、繁根木八幡宮は1040年を超える歴史を持っている古い神社なのです。
その後中世には神宮寺「寿福寺」の支配下にあったようです。
時代が下り菊池一族の影響を受けるようになると保護されいたが、菊池一族の衰退に伴い衰退していくことになる。
繁根木八幡宮 は天正16年(1588)肥後国守として入国した加藤清正は、荒廃した社殿その他の復興に尽力し、その後に続いた細川氏も復旧に努めたそうです。
江戸初期に建立された随神門は 繁根木八幡宮 を代表する建造物で偉容誇ります。上層の扁額は細川重賢による筆で、安永6年(1786)に掲額されたものです。
又、天保6年(1835)には当地方の五穀豊穣を祈念し同田貫上野介宗広がうった神剣が奉納されました。
旧郷社。
繁根木八幡宮 の 御祭神
應神天皇・仲哀天皇・神功皇后
繁根木八幡宮 の 見どころ
繁根木八幡宮 の 参道
繁根木八幡宮 の 鳥居
玉名市の重要有形文化財。江戸時代初期(1652)に建造されている。
安山岩で作られた明神鳥居だが、台輪があるのも特徴だろう。
熊本県内では、熊本市藤崎八旙宮摂社六社宮の慶安2年(1649)銘鳥居を最古としていたが、平成28年熊本地震で倒壊したので、こちらが県内最古のものとなります。
高さ4.85m、笠木幅8.3m、島木幅6.26m、貫幅6.1m、柱内寸3.8m、柱外寸5.15m、額束 幅0.7m×長さ1m
繁根木八幡宮 の 随神門
繁根木八幡宮 の 拝殿
繁根木八幡宮 の 狛犬
繁根木八幡宮 の 摂社・末社
手水舎・手水鉢
その他
祭事
アクセス
住所:熊本県玉名市繁根木188
駐車場:なかったと思う
アクセス:玉名駅より400メートル