上御倉古墳・下御倉古墳

上御倉古墳 下御倉古墳 は、阿蘇國造神社 の境内に隣接したところにある。

阿蘇國造である速瓶玉命とその妃宮の雨宮媛命の奥津城(お墓)と言われている。

下御倉古墳は下御蔵古墳と書かれている資料もある。

案内板

上御倉古墳 は直径約33m、 高さ約5mの円墳。

南西に開口 する石室は前室と後室をもつ複 室の構造で、巨大な安山岩と阿蘇溶岩の切石で構築されている。
県下を代表する巨石墳である。奥室には阿蘇凝灰岩の切石で作 つた石屋形があるが、前方にずり落ちている。 石室の壁には丹が各所に残っている。 また、前室入口の前に倒れていた板石には白色で山状のもの、その下に黄色で人物が描かれていた。

下御倉古墳 は直径30mの円で、内部は上御倉古墳と似ているが、多量の土砂が流入のため、 明らかではない。
ともに6世紀中頃の古墳で阿蘇君ゆかりのものと考えられる。

熊本県指定史跡
上御倉・下御倉古墳
昭和34年12月8日指定
熊本県教育委員会

アクセス

〒869-2601 熊本県阿蘇市一の宮町手野

駐車場:國造神社の駐車場がある