窪田日吉神社は、大津町下町にあり、畜産系の牧場に囲まれている神社でした。

拝殿・本殿には、錦絵もたくさん飾ってあるし、緻密な彫刻で装飾されていて、素人目に見てもりっぱな神社ということがわかります。

大津町では下町、灰塚、それに菊陽町の上中代、出分、中代、津留、川久保に氏子がいるようです。下町は東、西、北の3組がそれぞれ2組ずつに分かれ、6つの宮座組になっています。

春の祭りは4月初めの申の日の「申祭り」。各家から神社に集まって神事を行います。次の座元を決めたあとに大杯の酒での接頭渡しをして、その杯は参加した者全部にまわされる。
直会(なおらえ)が終わると新座元は御幣を受けて帰るそうです。

秋祭りは11月23日。この祭りでも申祭りと同じように別の新座元を決めるのが他の地区と異なります。昭和58年には50年ごとの年季際が催され、神幸には稚児行列、婦人たちの手踊り、それに地元出身の力士不知火光右ヱ門土俵入りの造りものの山車などが出て賑わったそうです。

境内には石碑と御手水と巨木とお馴染みの猿田彦大神

アクセス

〒869-1225 熊本県菊池郡大津町