


菊陽町馬場楠にひっそりと鎮座する一丁畑天神社。境内には公民館が併設され、ご神木が御神体として祀られている、地域に根ざした天神様だ。馬場楠の獅子舞やお法使祭とゆかりが深く、地域の信仰と伝統行事が今も息づいている。
馬場楠の獅子舞
(昭和54.2.23指定) 菊陽町大字馬場楠
津森神宮(益城町寺中鎮座・当区氏神)の附属神事に「御法使祭」がある。この神事は、氏子下12箇村を1年ごとに巡回し、村民の安穏と、五穀の豊穣を祈願するもので、古い伝統神事の一つである。町内では唯一の獅子舞い行事を伝承するものとして、無形民俗文化財に指定し、保存に務めているものである。
構成員は、年によって多少の差はあるが、おおよそ下記のとおりである。獅子舞い手(2人舞い・4〜6人) 三味線(8〜10人)・横笛(6〜8人) 獅子釣り(2〜3人)・太鼓(1人)これらの20名余が、これにあたる。
また、御法使の道楽として、締太鼓(8〜12人)・従笛(8〜10人)・シンバル(3〜4人)・鼓(3〜4人)・塩振り(2人)・鉾持(2人)がこれに加わり、勇壮そのものの獅子舞いである。
菊陽町教育委員会
平成6年3月建立
ご神木が御神体
境内で目を引くのが、御神体として祀られているご神木だ。公民館が併設されたこじんまりとした境内ながら、大切に守られてきたご神木の存在が、この場所の静かな格をあらわしている。
地域の人々の暮らしと祭りに寄り添ってきた一丁畑天神社。獅子舞の伝統が今も受け継がれているこの場所を、ぜひ訪れてみてほしい。
よくあるご質問
Q. 一丁畑天神社はどこにありますか?
A. 熊本県菊陽町馬場楠にあります。境内には公民館が併設されており、地域の方々に身近な神社です。
Q. 馬場楠の獅子舞はいつ見られますか?
A. 津森神宮の御法使祭に合わせて行われます。12箇村を1年ごとに巡回する神事のため、馬場楠地区での開催年をご確認ください。
Q. 無形民俗文化財とはどういう意味ですか?
A. 建物や道具などの「形あるもの」ではなく、伝統的な芸能や祭りなど「形のない文化」を後世に伝えるものとして指定された文化財です。馬場楠の獅子舞は昭和54年に菊陽町の無形民俗文化財に指定されています。