不動岩:不動神社
不動岩
Fudogan
不動岩 について
山鹿市の蒲生山にそびえる奇岩。前不動・中不動・後不動の3つで構成されている。5億年以上も昔。変斑糲岩から出来ている。地球のダイナミックな営みによって海水に洗われ丸いさざれ石になり、そのさざれ石が海底で積み重なり圧縮されて岩盤となる。「さざれ石の巌となりて」をまさに地でなぞるような成り立ち。
熊本二十五景のひとつ。
不動岩ギャラリー
不動岩・不動神社の歴史・由緒
平安時代に山伏たちがこの山中にこもり、不動明王を本尊として祀り修行したことに由来する。当時たくさんの山伏たちがこの岩の周りに坊を建て、修行していたと伝えられている。現在も不動岩の付け根には不動神社の拝殿がある。不動明王は仏教の「揺るぎない守護者」を指し、大日如来の化身ともされている。これがどうして神道とつながったのかはよくわからない。
「みいくさの 神の姿を仰ぐかな 平伏す岩は まつろえる神」という古歌が残っている。この堂々とした不動岩の雄々しくそそり立つ様が、いかにも男性の象徴ではないか、という内容だ。いずれにせよ、この岩の揺るぎない感じはかなり魅力的だ。
伝説
「山鹿市三岳の彦岳と不動岩は異母兄弟で、母は実子の不動岩を可愛がっていた。ある日、母は『首引きをして勝った者に宝物の3つの玉を与える』と約束した。そこで二人は一生懸命力をふりしぼって戦ったところ、彦岳の方が強く、不動岩の首がとんでしまった。これが、今の『首石』であり、その時の出血で三玉の土は赤土となった。首引きの時、二人の力で土が盛り上がってできた山が、今の震岳であり、この山の頂上の2つの凹地は首引きの際の縄跡である」と言われています。(案内板:環境庁・熊本県)
この彦岳は彦地宮のことだと思う。
凡導寺 旧山鹿郡三十三観音霊場 第二十二番札所
不動岩の麓には、婦道神社の鳥居があって、その脇に、凡導寺 旧山鹿郡三十三観音霊場 第二十二番札所がある、
不動岩・不動神社 の 御祭神
不動明王(お不動様)?
不動岩・不動神社 へのアクセス
- 所在地
熊本県山鹿市蒲生 - 駐車場
7台