高森阿蘇神社 (旧 矢村神社・高森町)
高森阿蘇神社
高森阿蘇神社 は国造りの歴史と自然を楽しむことができる。穴場神社です。
元々は矢村社と呼ばれており、健磐龍命の足跡でもあります。この神社には天照大御神や高尾山神宮なども祀られており、山の斜面にある境内に、色んなものが詰め込まれた感じです。
高森町といえば上色見熊野座神社がいまや映える神社として有名となりましたが、私はこの高森阿蘇神社も相当魅力的な神社だと思います。
皆さんも是非ご参拝ください。
高森阿蘇神社 の 歴史・由緒
高森阿蘇神社 はそもそも矢村社(矢村大明神)と呼ばれていました。
それは、健磐龍命が神武天皇の命令で熊本を治めるために、宮崎・延岡・幣立神宮・草部吉見神社と経由しながら阿蘇外輪山までやってくるんですけども、当時(?)の阿蘇山はカルデラ湖の状態だったので、そこから水抜きをするわけですね。二重ノ峠とか立野の伝承・神話で有名じゃないかと思ってるけど、どうでしょうかね。
健磐龍命はこの地に居を構えるに至って、いくつかの矢を放つわけです。
その矢が的中するのが、現在の阿蘇神社のそばにある矢村神社(阿蘇神社裏にある)と、この高森阿蘇神社の近くにも鏃の跡として御矢石として史跡になってたりします。この御矢石を祀って高森阿蘇神社の前身である矢村社が創建されるということになります。ややこしい。
神社としてはこの神社は山の神・農耕神が祀られていて、農凶を占うために矢を射るなどの神事が行われたのではないかとしているようです。
確かに、阿蘇神社にも流鏑馬などの神事があったような気がします。
高森阿蘇神社 の 御祭神
主祭神:健磐龍命・阿蘇都姫命
相殿神:国龍命 など19座
たぶん、阿蘇十二神が含まれていると思う。
高森阿蘇神社 の 見どころ
高森阿蘇神社 の 鳥居
高森阿蘇神社には3箇所入り口があり、そのうち2つに鳥居があります。
まず、正面の鳥居、石造りで神額には矢村社と書かれています。一方で、北側の鳥居には乾門と書かれてました。これってどういう意味なんでしょうね。確かに乾の方向だとは思います。どちらも石造りで台輪明神鳥居というタイプだと思われます。
神門
シンプルな神門ですが、両サイドの南郷檜がかなりかっこいい感じです。高森阿蘇神社の南郷檜については、後ほど触れたいと思います。
高森阿蘇神社 の 拝殿・本殿
高森阿蘇神社の拝殿・本殿は結構私の好みの雰囲気ですね。拝殿がけっこう広々としてて風通しも良さそう。それでいて沢山の絵馬が飾っていて、結構長時間眺めてても飽きない感じです。
さらに本殿前には随神が控えており、玉垣に囲まれたその内側には洗練された神社建築を感じることができます。(詳しくないくせに)
本殿はいわゆる流造系統の建築になっていますが、その流線型とともに、屋根の上の千木などを眺めつつ、あぁ千木だなぁと思う自分が好き。
高森阿蘇神社 の 狛犬 猿田彦大神 石灯籠
狛犬は1組、猿田彦大明神は3基くらいは確認できました。それぞれ古いものらしく結構味わい深い感じでした。
高森阿蘇神社 の 摂社・末社など
境内には天照大御神を祀った社や高尾山神宮という付属の観音堂もあり、阿蘇23ヶ所巡礼の番外となっています。お神輿も週もう
いろいろとポイントがたくさんある神社だなぁと感じました。
高森阿蘇神社 の 手水舎・手水鉢
その他
高森阿蘇神社には南郷桧と呼ばれる高森町の特産である南郷桧の母樹があります。これは樹齢500年を超える古樹ですが、この境内には立派な桧が沢山。この桧が木陰をつくるので、いい感じで苔が生してる。熊本県みどりの百景にも選ばれてます。
祭事
7月の神幸式、8月の風鎮祭
御朱印
ちょっと離れたところに社務所があるとか・・・
アクセス
住所:熊本県阿蘇郡高森町高森354−2
駐車場:あり結構広い
アクセス:南阿蘇鉄道 高森駅より徒歩で約16分
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