方保田東原遺跡

方保田東原遺跡(かとうだばるいせき)

1985年(昭和60年)2月、国の史跡に指定された 方保田東原遺跡 は、弥生時代後期から古墳時代前期にかけての複合遺跡で、幅9mの大溝をはじめ多数の溝や350を超える住居跡など、土器や鉄器を製作したと考えられる。その出土品は山鹿市立博物館や山鹿市出土文化財管理センターなどで保管されている。

特に弥生時代の権力の象徴とされる、青銅器が熊本県内でも最も多く発掘されており、そのうち巴形銅器は直径12.3mで、全国で最大級である。

また鏡は破片を合わせると計10点出土しており、一箇所からの出土としては全国屈指の量をと云われる。おそらく、菊池川沿いの山鹿一帯を治めた中心勢力だったと推定される。

現在では、5000本のひまわりが一斉に咲くことでフォトスポットになっている。夏場はひまわり撮影の訪問者でとにかく賑わっている。

ギャラリー

アクセス

  • 所在地
    熊本県山鹿市方保田110−1
  • 駐車場
    あり
  • 交通
    バス停:鹿本農業高裏・日置・方保田など