若宮神社(八代市東陽町南)
若宮神社(八代市東陽町南)について
若宮神社 は東陽小学校のお向かいさんにご鎮座。山の麓に張り付くようにご鎮座している。西北西に背を向けている。
参拝したときは秋だったので、公孫樹の黄色い落葉が美しかった。
参道にはちょっとした杉並木が、雰囲気を作ってるし、種山石工のお膝元なので、灯籠なんかもひねりが入ってたりする。
実際に参拝してきたときの写真なんかで若宮神社を紹介してみる。
若宮神社(八代市東陽町南) の概要
若宮神社の由緒書より
一説に1753(宝暦3)年、赤山より移転・再建。また天正年間(1573~91)、阿蘇の分胤 大里土佐守 が当地に居住の節に創建し、1736(元文元)年に再建とも伝えられる。神体背面には1626 (寛永3)年の記録あり。
石垣擁壁に囲まれた高台の細長い敷地を境内とし、長手方向を軸に南西を向く。道路地盤面と同じ高さに明神鳥居の鳥居があり、石段を経て参道が続く。参道に沿って1959(昭和34)年に杉並木を植樹。石段横、道路に面して1497(明応6)年の六地蔵塔が南西を向いて立つ。参道途中の石灯籠 は1851(嘉永4)年奉納で、橋本勘五郎作と伝えられる。
渦巻紋の猫足の基礎、ねじれた竿、雲龍を刻む笠と種山石工の里に相応しい。近隣の菅原神社(北種山)にも竿のねじ れた石灯籠あり(嘉永7)。
拝殿は入母屋平入向拝つきで、桟瓦葺。向拝は出三斗、中備に間斗束。身舎は布石に建ち、組物はなく、筋違で固める。天井は板張り違いの格天井。幣殿開口部は連子格子である。
本殿は2005(平成17)年に修復。一間社流造。三方に組高欄つきの切目縁。向拝は出三斗で、渦巻文様の手挟と降懸魚があり、繋虹梁は海老虹梁。身舎は亀腹の上に建ち、円柱で、頭貫の上に台輪、組物は出三斗。屋根は銅板葺で、違い鷹の羽紋の鬼板、置千木、勝男木がのる。妻飾は大瓶束笈形。
熊本高等専門学校「八代たてものマップ」プロジェクトチーム
赤山ってのは現在地の河俣川の対岸の山のことらしい。
若宮神社 の 祭事
例祭 - 7月25日
秋季祭 - 10月9日
若宮神社 の 本殿と拝殿
説明文によると拝殿は入母屋平入向拝つきで、桟瓦葺。向拝は出三斗、中備に間斗束。身舎は布石に建ち、組物はなく、筋違で固める。天井は板張り違いの格天井。幣殿開口部は連子格子である。八代の神社ってこういう装飾の少ない神社が大様な気がしている。玉名とか山鹿とかの神社は細部まで装飾してるところが比率的に少し多いかも。
また、本殿は2005(平成17)年に修復。一間社流造。三方に組高欄つきの切目縁。向拝は出三斗で、渦巻文様の手挟と降懸魚があり、繋虹梁は海老虹梁。身舎は亀腹の上に建ち、円柱で、頭貫の上に台輪、組物は出三斗。屋根は銅板葺で、違い鷹の羽紋の鬼板、置千木、勝男木がのる。妻飾は大瓶束笈形とのこと。
若宮神社 の 見どころ
参道杉並木
若宮神社の参道に立つと昭和34年植樹された杉並木が目を引く。
大木・巨木とまではいかないが、なかなかに見応えを感じる。
ひねり灯籠
嘉永4年に橋本勘五郎の作なんだけど、この人通潤橋とか、東京の浅草橋、京橋、二重橋などをつくって、熊本城下町にも明八橋・明十橋などを作った、石工の有名人。遊び心あふれるひねり灯籠は参拝者の目を愉しませる。
若宮神社 参照情報
【若宮神社・Wikipedia】【ひねり灯籠(若宮神社)・きなっせ八代】
若宮神社(八代市東陽町南) へのアクセス
- 交通
産交バス:赤松館入口から50mほど - 所在地
〒869-4301 熊本県八代市東陽町南 - 駐車場
数台駐車可能(だったと思う)