松濱軒(八代市)

松濱軒とは

松濱軒は八代市にある肥後熊本藩・細川氏の筆頭家老である八代城代であった松井家の邸宅と庭園のことで、別名として「浜の茶屋」として国の名勝にも指定されている。指定名称は「旧熊本藩八代城主浜御茶屋(松浜軒)庭園」。

概要

もともと黄檗宗慈福寺の跡地に松井家の三代・松井直之が崇芳院尼(生母)のために建てた茶屋であり、八代城から北西に約300m程離れた場所に位置している。庭園の広さは約9,000平方メートルというピンとこない広さ。

当時は八代方面の干拓もされてなかったので、阿蘇山、金峰山、雲仙岳まをもその借景に取り入れていた庭園だったという。

庭園の手入れも行き届いており四季折々の花が咲き乱れます。肥後菖蒲の季節に一度訪問しましたが、本当に見事でした。

園内には怪異伝説にちなんだ「赤女が池」・「赤女が森」と呼ばれる場所があり、また伏見稲荷大明神や児宮(ちごのみや)と呼ばれる祠もある。また、多層塔や石灯籠、石橋(太鼓橋)などが点在している。

庭園の美しさだけではなく、資料館の展示品を楽しむこともできる。

営業案内

  • 開園時間:9:00 – 17:00(入園は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(ただし祝日の場合は翌日が休館日。また6月の月曜日は開館)、お盆、年末年始
  • 入場料金:一般500円、小・中学生250円(30名以上の団体は1割引き)

アクセス

〒866-0865 熊本県八代市北の丸町3−15