御馬下阿蘇神社(熊本市北区)

御馬下阿蘇神社 について

御馬下の角小屋のすぐ裏にご鎮座。国道3号線(旧肥前街道)から一本入り込んでいるので静か。
御馬下と呼ばれた現在の四方寄町(御馬下、馬出、長峰、上野地区)の氏神さま。

夫婦杉と注連縄が鳥居みたいでよき。
薩摩島津藩の参勤交代の休憩所として御馬下の角小屋がある。お殿様や御家老さんなど上役が角小屋などを利用し、殆どのお供の方は、この神社境内で休憩したとか。

紅葉の季節、もみじや公孫樹が色づいてとても趣があるのだとか。

御馬下阿蘇神社 ギャラリー

もともとは元禄時代産まれの鳥居だったが、現在は新調されている。扁額には「阿蘇宮」と記されている。

境内の手水鉢と夫婦杉としめ縄の雰囲気をお楽しみあれ

この拝殿・本殿は、昭和30年ころに建てられている。以前のものはなんと放火で消失したそうだ。

御馬下阿蘇神社 の 歴史・由緒

ググった結果をまとめると、御馬下、馬出、長峰、上野の地区の氏神として、欽明天皇の2年(541年)、国司 津守太夫法昌が勧請して創建したという。
津守さんってだれだって思ったけど、現時点では追求できず。

その人が狩りで「鹿子」を生け捕りにしたことにちなんで、「鹿子木の庄」という地名が生まれる。
津守氏が鹿子木氏になったかどうかははっきりしないが、戦国時代の鹿子木親員(寂心さん)がこの神社を再興させる。

天正十一年(1583)龍造寺隆信との戦いのときに、楼門や回廊、鳥居などことごとく消失したという。(つまり昔は楼門とか回廊があったってこと)

西牟田常陸入道という人物がさらに再興。社頭領として、田地を九町八反も寄付したらしい。
ついでに流鏑馬神事のときに馬を乗り出した場所を馬出しといって、下馬するところを御馬下という。馬出天満宮とかがある。

元和5年(1619年)加藤広忠によって社領を没収、境内なども没収されて神事などが途絶えてしまったそうだ。

御馬下阿蘇神社 の 御祭神

健磐龍神・八井耳玉神・若彦神

御馬下阿蘇神社 の 祭事

大祭日11月15日

御馬下阿蘇神社 へのアクセス

  • 所在地
    〒861-5515 熊本県熊本市北区四方寄町588−1
  • 駐車場
    なし
  • 公共交通機関
    産交バス:四方寄から徒歩2分