聲取新橋掛継御用植林記念旧石碑(熊本市東区)
この石碑は、聲鳥坂に掛ける新橋の木材を植林したことを記念した石碑なんです。
元西福寺の焼仏とともに、鳥越峠にあるので、雰囲気はコワイし、今は藪でしか無いので、案内板がなければ、当時を偲ぶのも難しい。
由来
江戸時代末期には「新屋敷」という新しい街が誕生します。現在では熊本の高級住宅地となっています。 この街が発展することによって、聲取坂(今の安政橋と大甲橋・白川右岸あたり)に新橋を架けることになった。
この新橋を「安政橋・安巳橋」と呼ぶ。
大甲橋は大正の甲の年にできたので、安政橋ができた頃はまだない。 その後暫くは、新屋敷方面からの往来をこの橋が担っていたのがわかる。
この記念旧石碑があるところは、将来の補修・回収のための用材とするためにおよそ1000本の杉・檜を植えたと伝わる。安政5(1858)年2月のことだったそうです。
その後平成8年3月県道沿いに地元(中山)の手でこれが復元されたそうです。
いずれにしてもこの鳥越峠の雰囲気はコワイので、個人的には昼間しかうろつきたくない。