澤井家住宅及び長屋門(八代市)
澤井家住宅及び長屋門
訪問したときはコロナ禍のためか、中に入れなかったのが残念。
このあたりが武家屋敷だったこ時代の面影を残す。八代城主を務めていた熊本藩の家老職だった松井家の三代目松井寄之は、細川忠興の六男。つまり初代の細川忠利の実弟なんだけど、松井家に養子に入ってたんだね。
松井家は信長の野望にも登場する武将で、足利将軍や三好氏に、細川家とともに仕えていた。
もともと細川家の家臣だったのかは不明。とにかく松井寄之が松井家に入ったときに派遣されたのが澤井さんだったというお話。
由緒書によると
八代城下町の西の一角に位置する西小路は上級武士の侍屋敷が並ぶ場所でした。
澤井家は室町時代から足利家に仕える家柄でしたが、その後細川家に仕えるようになりました。元和7年(1621)6月、細川忠興(三斎)の六男である岩千代(後の松井寄之)が松井家の養子となった際、澤井清三郎(正重)が松井家に派遣され家臣となり、小倉、熊本、八代と松井家に従い、以来、松井家とともに八代に居住することとなりました。
現存する住宅は慶応元年(1865)年6月9日、第9代当主元長の時に上棟され、棟梁は内山健太という人物です。座敷は8畳の主室、6畳の次の間と続いており、主室には床、棚、付書院が配されています。門は馬屋が設けられた長屋門の形式となっています。
八代に現存する江戸時代の武家屋敷は他に例が無く、隣接する澤井家長屋門(市指定有形文化財)とともに江戸時代の八代城下町の姿を今に伝えています。
ギャラリー
交通・アクセス
- 交通
産交バス 北荒神町福祉センター前 / 厚生会館前 / 検察庁・法務局・市博物館前 - 所在地
〒866-0863 熊本県八代市西松江城町6−6 - 駐車場
なし - 営業時間