菊池神社・隈府城(菊池市)

菊池神社・隈府城(菊池市)

明治天皇の命により明治3年(1870年)に創建された菊池神社。南北朝時代に南朝方の武将として名を馳せた菊池一族の本拠地、守山城跡に鎮座する。菊池市を代表する神社であり、春には参道の桜並木が見事に咲き誇り、花見客で賑わう名所でもある。

菊池一族と、明治天皇の嘉賞

菊池一族の歴史は平安時代にさかのぼる。延久2年(1070年)、藤原則隆公が大宰府より菊池に下向して菊池姓を名乗ったのが始まりとされ、以来およそ500年にわたって肥後の地で栄えた名門だ。

南北朝時代には征西将軍宮・懐良親王を迎え、九州の平定を果たすなど、一貫して皇室への忠義を貫いた。その精神を明治天皇が「累代皇室に勤労し其の精忠臣分の模範」と称え、明治3年4月28日に菊池神社が創建された。明治11年には別格官幣社に列格されている。

主祭神と境内の構成

主祭神は菊池第12代武時公、第13代武重公、第15代武光公の3柱を中心に、菊池一族が祀られている。

境内にはいくつかの摂社・末社も鎮座している。懐良親王・良成親王を祀る別宮雲上宮、蒙古襲来時に活躍した第10代武房公と肥後文教の祖とされる第21代重朝公を祀る城山神社、目の健康や商売繁盛を祈る生目稲荷神社がそれぞれ鎮座し、境内全体が菊池一族の歴史に彩られている。

歴史館で触れる、菊池一族の軌跡

境内にある歴史館では、菊池一族にゆかりの宝物や文化財を展示している。古文書・家憲・千本槍・能衣装・能面など、南北朝時代から室町時代にかけての歴史的資料が収蔵されており、御松囃子御能に関する文化財も見ることができる。菊池市の礎を築いた一族の歴史を、実物資料を通じて知ることができる場所だ。

参道の桜と「墨染の桜」

春の菊池神社は、桜の名所として多くの人が訪れる。敗戦後の昭和24年に発足した菊池桜講の尽力により、神域から公園にかけて20年にわたって桜の植樹が行われ、現在の桜並木が完成した。今も崇敬者から桜の御奉納が続けられており、毎年大勢の花見客で賑わう。

境内には、拝殿・本殿の他、生目稲荷神社・城山神社・城山菅原神社・隈府城跡・菊池神社歴史館・雲上宮神社・菊池征西府跡など、歴史的な散策が楽しめる。

周囲にも西南戦争関連の史跡などがたくさんあるので、気合を入れて、この地に再来したいと思っています。

菊池神社 へのアクセス

  • 所在地
    〒861-1331 熊本県菊池市隈府1257
  • 駐車場
    あり

よくあるご質問

Q. 菊池神社はいつ創建されましたか?
A. 明治3年(1870年)4月28日、明治天皇の命により守山城跡に創建されました。明治11年には別格官幣社に列格されています。

Q. 歴史館ではどんなものが見られますか?
A. 菊池一族ゆかりの古文書・家憲・千本槍・能衣装・能面などが展示されています。南北朝時代から室町時代にかけての歴史的文化財に触れることができます。

Q. 桜の見頃はいつ頃ですか?
A. 例年3月下旬から4月上旬にかけてが見頃です。参道や公園の桜並木が満開になる時期は、多くの花見客で賑わいます。

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