吉田城御献上汲場
南阿蘇湧泉群 とは
南阿蘇村のある阿蘇カルデラの南部、南郷谷には湧水地が多く見られます。
阿蘇地域は、他の火山地域と同様に湧水が豊富で、特徴はカルデラ地形とその中に存在する中央火口丘群の存在によって、水の流れが複雑だからといわれているそうです。
吉田城御献上汲場
吉田城は、阿蘇家の重臣 吉田主水頭(もんどのかみ)が在城していたと云われ。
阿蘇家の主城の一つとしてこの地を睥睨し、阿蘇家が矢部郷をあわせて支配した当時、この城は位置的に非常に重要な役割を果たしていた伝わります。
吉田城主はこの地域一帯に広大な土地を所有していました。
そのため、修復野(城主使用のカヤを立てたところ)、馬場(馬の調教訓練場)、外園などの地名が残っております。
当時付近一帯は繁栄していたそうです。
この吉田城の使用水を一手に引き受けていたのがこの吉田城御献上汲場で、今でも往時をしのばせるきれいな水が岩間から絶えることなく吹き出しています。
アクセス
〒869-1503 熊本県阿蘇郡南阿蘇村吉田1335
駐車場:数台停められます