西住小次郎

軍神と呼ばれた戦車長

西住戦車長 の像がある。場所は甲佐町仁田子。彼が生まれ育った場所にこの胸像は建立されている。彼の視線の先には周りは田畑に囲まれた落ち着いた場所だったのだ。

軍神西住戦車長之像

西住小次郎 は何を想う

西住小次郎 という甲佐町出身のこの人物は、わずか24歳でこの世を去る。その短い人生で凄まじい軍功をあげ、帝国陸軍から公式に「軍神」と讃えられた人物である。「申し分ない典型的武人」「忠烈鬼神を泣かしむる鉄牛隊長」と褒められた。とはいえ、24年の人生。

戦争を批判するつもりはないが、戦争で戦車に乗っているときに狙撃され、それが致命傷となり落命した方を顕彰するのに、戦車に搭乗している姿というのが皮肉すぎる気がしないでもない。

この方が命を落としても尚、戦車上の人物でありたかったかと想うと、複雑な気持ちになるのは私だけだろうか。24歳、軍人とはいえ、もっと別の姿での懸賞を希望しているんじゃないかと思わなくもない。御本人にしかわからないことではありますが。。。

彼が指揮を執っていた戦車には1300発に及ぶ弾痕があったとか。なので、西住戦車長は、戦車はお腹いっぱい。もっと違う形で銅像に鳴りたかったのではないかと、勝手にも思う私でした。

近年、女子高生が戦車道を志す「ガールズパンツァー」というアニメで西住戦車長をモデルにした「西住まほ」というキャラクターによって、新しい形で若い人々に知られている。

軍神 西住 戦車長之像

〒861-4603 熊本県上益城郡甲佐町仁田子1228

駐車スペースあり