谷川俊太郎 展(熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ)

2020年6月27日(土)〜9月6日(日)、熊本市現代美術館ギャラリーⅠ・Ⅱにて「谷川俊太郎 展」が開催されます。

photo: 深堀瑞穂

画像提供:熊本市現代美術館

概要

本展は、2018 年に東京オペラシティアートギャラリーで開催された「谷川俊太郎 展」をベースとし、熊本会場ならではのアレンジと新たな展示内容を加え再構成されたもの。公立美術館で初の谷川俊太郎の大型個展かつ、熊本で初めての詩人の大型個展となるようだ。

開催情報

展覧会名:谷川俊太郎 展
会 期:2020 年 6 月 27 日(土) – 9 月 6 日(日)(62 日間)
会 場:熊本市現代美術館 熊本市中央区上通町 2-3 びぷれす熊日会館 3 階
開館時間:10:00-20:00(展覧会入場は 19:30 まで)
休 館 日:火曜
観 覧 料:一般 1,100(900)円、シニア(65 歳以上)900(700)円、
学生(高校生以上)600(500)円、中学生以下無料
※前売券は 6 月 26 日(金)まで当館にて販売
※( )は前売、20 名以上の団体、各種障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等、付き添いの方 1 名にも適用)、電車・バス 1 日乗車券等、JAF 会員証、緑のじゅうたんサポーター証をご提示の方にも適用
※美術館友の会証をご提示の方 1 回限り無料

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
急遽イベントの中止、臨時休館といった対応を行う可能性がございます。
来館時には必ずホームページで最新の情報をご確認の上、ご来場ください。

プロフィール

1931 年東京生まれ。詩人。1952 年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962 年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、1975 年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982 年『日々の地図』で第 34 回読売文学賞、2005 年『シャガールと木の葉』『谷川俊太郎詩選集 1〜3』で第 47 回毎日芸術賞、2010年『トロムソコラージュ』で第 1 回鮎川信夫賞、2016 年『詩に就いて』で第 11 回三好達治賞、2019 年国際交流基金賞、澄和 Futurist 賞など、受賞・著書多数。

展覧会内容

谷川俊太郎は 1952 年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たしました。感傷や情念とは距離をおく軽やかな作風は、戦後の詩壇に新風をもたらします。「鉄腕アトム」の主題歌、『マザー・グースのうた』や『ピーナッツ』の翻訳、市川崑監督による映画「東京オリンピック」の脚本、武満徹ら日本を代表する音楽家との協働などでも知られる谷川は、88 歳の現在も、読み手一人一人の心に届くみずみずしい言葉によって多くの人を魅了し続けています。

実生活の喜びやいたみから詩を紡ぎ出してきた谷川は、60 年以上にわたるその仕事のなかで詩と言葉の可能性を広げてきました。本展では谷川の詩「自己紹介」(2007)を起点に、谷川の幅広い創作活動のほか、それらにまつわる資料や交友関係、親しんできた音楽、コレクション等を紹介することで、詩人の創作の背景にも光をあてます。
また本展のために書かれた新作の詩や、音楽家 小山田圭吾(コーネリアス)・インターフェイスデザイナー 中村勇吾とのコラボレーションを通じて、美術館の空間ならではの詩の体験の展開を試みます。本展が、谷川の膨大な仕事を振り返る機会となるとともに、いまなお新たな挑戦を続ける現在進行形の谷川の活動に触れる場となれば幸いです。

会場構成

音と映像による新たな詩の体験

展覧会の始まりは小山田圭吾(コーネリアス)の音楽とインターフェイスデザイナー中村勇吾(tha ltd.)の映像による、谷川俊太郎の詩の空間です。名作絵本『ことばあそびうた』で知られる詩「かっぱ」など、谷川のことばに内在するリズムと小山田の音楽との出合いをお楽しみください。谷川の声をまじえた音と映像のコラージュは、谷川の詩を浴びるような、新たな詩の体験を生みます。

自己紹介

本スペースでは、20 行からなる谷川の詩「自己紹介」(2007)に沿って、20 のテーマごとに谷川にまつわるものごとを展示、私たちが知っているはずの谷川俊太郎像を見つめ直します。会場には 20 行の詩を 1 行ごとにしるした柱があらわれ、谷川が影響を受けた音楽や「もの」、家族写真、大切な人たちとの書簡、ラジオのコレクション、暮らしの断片、知られざる仕事など、選りすぐりの詩作品とともに展示されます。本展示からは、谷川の日々の暮らしと詩の深い関わりが浮かび上がってくることでしょう。
また、2020 年現在の自身を描いた書き下ろしの新作も発表します。

新作詩の部屋

本展のための書き下ろし作品一編を、シンプルな空間の中で展示します。
変化し続ける詩人・谷川俊太郎のいまをお楽しみください。

3.3 の質問

「3.3 の質問」は、谷川が 1986 年に出版した『33 の質問』(ノーマン・メイラーの「69 の問答」にちなんで 33 の質問を作り、7 人の知人に問いかけをしながら語り合う)をもととした展示です。本展示ではその現代版として、当初の 33 の質問から谷川が 3 問を選び、新たに「0.3 の質問」を加えて「3.3 の質問」を作りました。
これらを各界で活躍する人々に投げかけ、その回答を作品として展示します。シンプルな問いに、回答者のどんな世界観が見えてくるのでしょうか。「問うこと」、「答えること」、「そこに立ち会うこと」に、詩的な体験があふれています。

*このほか、美術館の空間を用いた遊び心に満ちた仕掛けも展開されます

関連イベント

ラジオ特別番組「新空間ラジオ」
東京杉並の自宅から、谷川俊太郎が熊本のラジオ局FM791の特別番組に出演。
展覧会にまつわるトークから、詩の朗読、お気に入りの音楽など、幅広い内容をお届けします。
日時:6月27日(土)14:00-16:00
会場:熊本市現代美術館 ホームギャラリー

対談「谷川俊太郎と熊本」
谷川俊太郎と交流の深いお二人が、熊本での連詩制作や『アルテリ』への寄稿など、谷川俊太郎と熊本のつながりを振り返りながら、そこで生まれた作品を読み解きます。
日時:8月8日(土)14:00-15:30
会場:熊本市現代美術館 ホームギャラリー
講師:伊藤比呂美(詩人)、田尻久子(橙書店店主)

詩の朗読の夕べ
「くまもと詩の朗読の会」が定期で実施している詩の朗読会。7-8月は、谷川俊太郎に関連したテーマを設定して開催します。詳細は美術館HPまたは同会の案内チラシをご覧ください。

日時:7月23日(木)テーマ:うた
   8月27日(木)テーマ:白
   各18:00-18:50
会場:熊本市現代美術館 ホームギャラリー
「詩の朗読の夕べ」内容に関するお問い合わせ:
世話人・小林尹夫 096-352-9660

CAMKレクチャーカレッジ「谷川俊太郎展ができるまで」
詩人の仕事はどのようにして美術館の展覧会になったのか? 本展担当学芸員が谷川俊太郎の代表的仕事にも触れつつ、本展開催の舞台裏について語ります。

日時:8月23日(日)14:00-15:00
会場:熊本市現代美術館 ホームギャラリー
講師:佐々木玄太郎(熊本市現代美術館 学芸員)

[注意]
いずれもイベント参加には事前申込が必要です。各イベントの定員は先着 30 名です。
なお新型コロナウイルスの状況により、定員は変更される場合があります。最新情報は当館 HP や SNS 等をご確認ください。
受付開始日:6 月 22 日(月)
申込先:熊本市現代美術館 096-278-7500

関連情報

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